確かな技術と、まごころと。
昆布と鰹節、魚醤でつくる美味しいたらこ。

宮城県石巻市の湊水産からお届けする「鰹節と昆布の天然だしたらこ」です。
たらこの美味しさを、国産の昆布と鰹節のだし、能登の魚醤でひきだした商品です。アミノ酸系調味料や着色料、保存料を用いずに、美味しいたらこを作りたい。そんな思いで40年前からつくられてきた逸品です。

たらこに使うのは、ほどよく成熟したスケトウダラの新鮮な卵巣。
船に揚がるスケトウダラの成熟ぶりは様々ですが、湊水産のたらこは着色料や酵素を使用せずつくるため粒感のごまかしは効きません。経験に基づいた目利きでひと腹ずつ選別していきます。

漬け汁のだしは、国産の昆布と鰹節。
さらに深い味わいを求めて探しあてたのが、魚を塩と漬け込んで発酵させつくる、能登地方の魚醤「よしる」。旨味が豊富で、少量で深い味わいを得られます。

海のものから作るだしは、原料により微妙に味わいが変わります。人の手で丁寧に漬け込み、絶妙な漬かり具合を見極めます。

湊水産の木村社長は、創業当時より健康を気づかう時代を見越し、アミノ酸系調味料や着色料を使わないたらこ作りをスタート。当初、赤くなく少し色がくすんだ見た目のたらこはなかなか売れず苦労したとのことですが、今ではその美味しさと安心を求めるお客様は全国に。
また、素材の味わいを活かすために塩分は控えめに4％前後に抑えています。製品の品質は専門の部署が確認。その判断は社長でも逆らえません。

真っ赤ではない、安心で美味しいたらこ。白いごはんにのせるだけで、思わず笑みがこぼれます。

「水産業の未来が見える」と、湊水産には水産業界や行政からも視察が訪れます。
東日本大震災で多大な被害を受けながら雇用は守るも、“水産業は不人気”とのムードもあり、次世代の職人が不在に。
そこで、地域に不足していた保育園を工場の敷地につくり、作業着は従来の水産業のイメージを覆すパティシエ風に。次世代の職人が集まり、子どもたちが作業場の母親と手をふりあう和やかな職場がうまれました。

たらこと人と地域を思う人たちの手で、やさしく美味しいたらこづくりが伝承されています。

＜お召し上がり方＞

解凍の際は、冷蔵庫内でゆっくり解凍してください。常温での解凍は、旨み成分までとけてしまい、汁となって出てきてしまいます。

＜たらこの恵み＞

たらこにはタンパク質やナイアシン、鉄や亜鉛などが含まれます。特にナイアシンは他の食品と比較しても多く含まれており、糖質、タンパク質、脂肪のエネルギー代謝をスムーズにする働きがあります。

※くらすわマルシェでは、湊水産の「鰹節と昆布の天然だし明太子」も取り扱っております。